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使い方

サイバー攻撃や情報漏洩などの事故を、このサイトでは「インシデント」と呼びます。「まずはここから」で調べ方を選ぶか、目次から知りたい項目へ進んでください。操作で迷ったときは「よくある疑問」、分からない言葉は「用語集」で確認できます。

1. まずはここから

  • 使っているサービスの被害を調べる

    1. 下のリンクから「サービス」を開き、サービス名を入力します。
    2. 使っているサービスの「選択」にチェックを入れます。
    3. 上部の「選んだサービス」で、インシデントの件名を押して詳細を確認します。
    → 「サービス」へ
  • 企業・組織の被害を調べる

    1. 下のリンクから「企業・組織」を開き、名前や読みを入力します。
    2. 一覧で組織名を押して、その組織のページを開きます。
    3. 「インシデント履歴」から、調べたい事案を開きます。
    → 「企業・組織」へ
  • 特定のインシデントを探す

    1. 下のリンクから「インシデント」を開き、会社名やサービス名などを入力します。
    2. 必要に応じて公表日や攻撃手法で絞り込みます。スマートフォンでは「絞り込み」を開きます。
    3. 件名を押して詳細を開き、「出典」から元の発表を確認します。
    → 「インシデント」へ
  • 地域別の件数や推移を見る

    1. 下のリンクから「統計」を開き、「期間」を選びます。
    2. 地図で都道府県を選びます。スマートフォンではタップしてから「一覧を見る」を押します。
    3. 開いた一覧から事案を確認します。月別・手法別のグラフは「統計」で見られます。
    → 「統計」へ

2. トップページ

  • 上部の質問ボタンから、インシデント・サービス・企業・組織・統計・サイトについての各ページへ移動できます。
  • 「注目のインシデント」は、運営者が選んだ重要な事案です。影響を受けた組織、最新の出典、詳細へのリンクを表示します。
  • 「新着・続報」は、新しく公表された事案(新規)と、公式発表や行政の報告が追加された事案(続報)を日付の新しい順に並べます。同じ日の中では深刻度の高い順です。
  • 地図は過去12か月の都道府県別の件数です。都道府県をクリックするとその一覧を開きます。スマートフォンでは、タップで選んでから「一覧を見る」を押します。直近7日間に動きのあった都道府県は点滅します。
  • 月別のグラフは過去12か月の公表件数です。「統計を見る」で統計ページを開きます。

4. インシデント検索

  • 1行に1件のインシデントを表示します。件名をクリックすると詳細を開きます。
  • 公表日、攻撃手法、被害の種類、対応状況、深刻度、漏洩件数で絞り込めます。
  • 被害組織の所在地・業種・種別・組織区分・従業員数・利用者数でも絞り込めます。市区町村を選ぶときは、先に都道府県を選びます。
  • 条件を解除するときは「条件をクリア」を押します。
  • 列の見出しをクリックすると並び替わり、もう一度クリックすると逆順になります。最初は公表日の新しい順です。
  • 50件ずつ表示し、表の上下でページを切り替えます。
  • 条件と並び順はページのアドレス(URL)に入ります。アドレスを保存・共有すると、同じ条件で開けます。掲載内容が更新されると、結果は変わることがあります。
  • スマートフォンでは、文字の検索以外の条件は「絞り込み」ボタンの中にあり、並び順は選択欄で変えます。

5. インシデントの詳細

  • 上部のタグで、対応状況、深刻度、攻撃手法、被害の種類が分かります。タグを押すと、その言葉の意味を説明する用語のページを開きます。
  • 詳しく整理した事案では、要約の下に「何が起きたか」などの見出しごとに本文を表示します。文中の [1] などの番号を押すと、その出典に移動します。
  • 要約や本文で点線の下線が付いた言葉は用語集の用語です。押すと意味を表示し、そこから用語のページを開けます。下線は各用語の最初の1か所だけに付きます。
  • 漏洩件数や関連組織数、経緯(発生・検知・公表・収束の日付)、攻撃・原因の概要、漏洩した(恐れのある)情報を表示します。
  • 「影響を受けたサービス」と「関連組織」には、被害の経路(直接被害・委託先経由・予防的に停止)と影響度を表示します。名前を押すと、その組織やサービスのページを開きます。
  • 影響を受けたサービス、関連組織、出典は、多いときは最初の10件だけ表示します。見出しの横か一覧の下の「すべて表示」で全件を、「最初の10件だけ表示」で元に戻せます。
  • 関連組織を一覧で調べたいときは「組織検索で表示」を押します。
  • 委託先を通じて被害が広がった事案では、「サプライチェーンへの影響」の図で、どの委託先からどの組織に及んだかを表示します。
  • 「出典」から、公式発表や報道を確認できます。「最終更新」は、掲載内容を最後に変更した日時です。

6. サービス

  • サービス検索では、通販・旅行予約・決済などのサービスを名前・読み・別名で探し、カテゴリと対象(個人向け・法人向け)で絞り込めます。
  • 使っているサービスの「選択」にチェックを入れると、上に「選んだサービス」が現れ、それらが被害を受けたインシデントをまとめて表示します。選べるのは50件までです。
  • 「選んだサービス」のインシデントは50件ずつ表示します。続きがあるときは、下の「さらに表示」を押します。件名を押すと詳細を開きます。
  • 選択を外すには、チェックを外すか、上部のサービス名の横にある「×」を押します。「すべて外す」で選択をまとめて解除できます。
  • 選んだサービスはこのブラウザに保存され、次に開いたときも残ります。別のブラウザや端末には引き継がれません。
  • 「選択を共有」を押すと、同じ選択を開くリンクをコピーできます。コピーできない場合は、表示されたリンクを選んでコピーしてください。
  • 共有リンクの「この選択を保存」は、このブラウザの選択を置き換えます。元の選択に追加する操作ではありません。保存せず戻るときは「自分の選択に戻る」を押します。
  • サービス名を押すと、別名、運営、含まれるサービス、被害を受けたインシデントを確認できます。「選択に追加」でそのサービスを選べます。
  • サービスのページで「運営会社のその他の事案」を開くと、運営会社の他のインシデントを表示します。
  • 含まれるサービスがあるサービスは、それらの被害もあわせて表示します。

7. 企業・組織

  • 組織検索では、名前・読み・通称・ブランドで探し、所在地・業種・種別・組織区分・規模で絞り込めます。一覧に出るのは、インシデントに関係した組織だけです。
  • 「対象インシデント」でインシデントを選ぶと、その関連組織だけを影響の大きい順に表示します。
  • 組織のページには、組織概要(通称、ブランド、運営しているサービス、親会社など)、出典付きの主要データ、インシデント履歴を表示します。

8. 統計

  • 「期間」で今年・過去12か月・過去3か月・全期間を選ぶか、開始と終了の月を選ぶと、すべての数字・地図・グラフがその期間で集計されます。
  • 期間は「公表日」で絞り込みます。攻撃や漏洩が起きた日とは限りません。
  • 地図の都道府県にマウスを重ねるとインシデント数と被害組織数を、クリックするとその期間の一覧を表示します。
  • スマートフォンでは、都道府県をタップして件数を確認し、「一覧を見る」を押すとその期間のインシデントを開きます。
  • 月別のインシデント数と、攻撃手法・原因ごとの件数をグラフで表示します。
  • 都道府県は本店所在地で数えるため、複数の都道府県に関わる事案はそれぞれの都道府県で数えます。

9. 深刻度と影響度

  • 関連組織ごとに、影響度を軽微・中・大・重大の4段階で付けています。インシデントの深刻度は、原則としてそのうち最も高いものです。
  • ただし「大」の事案は、漏洩件数が100万件以上、または直接被害・委託先経由の被害組織が50組織以上のとき「重大」になります。
  • 予防的に停止しただけの組織は、被害組織には数えません。
  • 基準は「サイトについて」の「深刻度の基準」にあります。

10. その他

  • 右上のJA/ENで、日本語と英語を切り替えます。選んだ言語はこのブラウザに保存されます。
  • 掲載内容の誤りや追加情報は、「サイトについて」のリンクからお知らせください。
  • データの利用条件(CC BY 4.0)と免責事項は「サイトについて」にあります。

11. よくある疑問

検索しても見つからないときは?
「条件をクリア」で条件を解除し、名前の一部や読み方でも探してみてください。このサイトは公開情報から選んだ事例を収録しており、すべての被害を網羅しているわけではありません。見つからないことだけで、安全だとは判断できません。
選んだサービスが消えたときは?
前と同じ機器・ブラウザで開いているか確認してください。選択はブラウザ内に保存されます。保存データを削除した場合や、保存が制限されている場合は残らないことがあります。保存しておいた共有リンクがあれば、その選択を開き直せます。
共有リンクを開くと、自分の選択と違うのはなぜ?
共有リンクでは、リンクを作った人の選択を表示します。開くだけでは自分の保存済みの選択は変わりません。「自分の選択に戻る」で戻れます。「この選択を保存」を押した場合は、保存済みの選択が置き換わります。
地図の件数を足しても、全国の件数と合わないのはなぜ?
複数の都道府県に関わる事案を、それぞれの都道府県で数えるためです。地図は組織の本店・本部の所在地を使っており、攻撃が起きた場所そのものを示す地図ではありません。
漏洩件数の「不明」は0件という意味?
いいえ。件数が公表されていないなど、確認できないという意味です。表示される漏洩件数には、流出した恐れのある記録も含みます。記録の件数と人数が同じとは限らない点にも注意してください。
保存したURLを開くと、前と結果が違うのはなぜ?
URLに保存されるのは検索条件や並び順で、過去の結果そのものではありません。事案の追加や続報による更新で、件数や表示内容が変わることがあります。
自分の個人情報が漏れたか、このサイトで確認できる?
個人のメールアドレスやカード番号から被害を照会する機能はありません。組織やサービス単位の公開情報を掲載しています。該当する事案を開き、「出典」から運営者の公式案内を確認してください。

12. 用語集:言葉の意味を調べる

サイトや事案の説明に出てくる言葉を、身近な表現で説明しています。言葉や読み方を入力するか、分類のボタンで絞り込んでください。各用語の左の線は、その分類のボタンと同じ色です。用語を押すと、その用語のページを開きます。用語によっては、仕組み、予防策、被害にあったときの対応、実際の事例を出典とあわせて載せています。漢字や英字の用語は「読み方」を押すと読み方を表示します。すべてを覚える必要はありません。

五十音順(言葉の読み方の順)に並べています。

用語の分類

84語のうち84語を表示

アカウント・ID
サービスを使う人を区別する登録や名前です。IDにはメールアドレスや会員番号などが使われます。
暗号化
情報を、決まった秘密のルールで意味の分からない文字の並びに変え、対応する秘密の情報(鍵)を持つ人にしか元に戻せないようにすることです。本来は情報を守る技術ですが、他人のファイルを使えなくしてお金を要求する攻撃(ランサムウェア)にも悪用されます。
EC・決済・FX
ECはインターネットで商品などを売り買いすること、決済は代金を支払うことです。FX(外国為替証拠金取引)は、業者にお金を預けてドルなど外国のお金を売り買いし、為替の値動きで利益や損が出る取引です。「個人向け」は生活者、「法人向け」は会社などの組織向けです。
EDR
会社のパソコンなどに入れて、攻撃の兆しとなる怪しい動きを見張るソフトです。見つけると知らせ、悪意のあるプログラム(マルウェア)が入り込んだパソコンを切り離して調べる手助けをします。
委託先・事業者・プロバイダ
仕事やサービスの一部を任せている相手です。プロバイダは、通信などのサービスを提供する事業者を指します。
インシデント
サイバー攻撃や情報漏洩など、情報やサービスの安全に関わる出来事です。攻撃だけでなく、メールの送り間違いや、パソコン・スマートフォンの紛失も含みます。
Web・サイト・ホームページ
パソコンやスマートフォンでインターネットを通して見るページの集まりがWebです。お店や会社などの関連するページのまとまりをサイト(Webサイト)と呼び、「ホームページ」はサイト全体や、最初に表示されるページを指して使われます。
Webアプリ
アプリを入れなくても、Webサイトの画面の中で使えるサービスです。通販サイトの注文画面や、予約の申し込み画面などが例で、Webサイトを見るためのアプリ(ブラウザ)の中で動きます。
Web脆弱性の悪用・SQLインジェクション
Webサイトのプログラムの弱点を使った攻撃です。SQLインジェクションは、入力欄に普通の文字の代わりにコンピューターへの命令(SQLという言葉で書く命令)を書き込み、作りの甘いサイトにそれを実行させて、裏にためた情報(データベース)を盗んだり書き換えたりする手口です。
影響度
1つの組織やサービスが受けた影響の大きさです。同じインシデントでも、組織やサービスごとに異なる場合があります。
HTTPS
HTTPは、ブラウザとWebサイトがページをやり取りするときの約束ごと(プロトコル)です。HTTPSは、このHTTPをTLSで守られた通信の上で使うものです。TLSがやり取りの中身を暗号化し、電子証明書で接続先がアドレスどおりのサイトのサーバーかを確かめます。アドレスが「https://」で始まるサイトはHTTPSを使っています。「http://」のサイトでは、やり取りが途中で読まれたり書き換えられたりするおそれがあります。HTTPSで分かるのは、そのアドレスのサイトと暗号化してやり取りしていることだけです。サイトが名乗っている会社のものだとか、安全だという意味ではなく、フィッシングサイトの多くもHTTPSを使っています。
API
プログラムどうしが、人の手を介さずに情報を受け渡すための決まった窓口です。たとえば予約サイトのプログラムは、この窓口を通じて決済会社にカードでの支払いを頼みます。
API悪用
プログラムどうしが情報を受け渡す窓口(API)を、本来許されていない形で使うことです。たとえば、ほかの利用者の情報まで取り出すことです。
SNS
X(旧Twitter)、Instagram、LINEなど、文章や写真を投稿し、ほかの人とやり取りするインターネット上のサービスです。
SMS
電話番号を宛先にして送る短いメッセージです。メールアドレスで送る電子メールとは仕組みが異なります。
FTP・SFTP
インターネットを通じてコンピューターの間でファイルを送ったり受け取ったりする仕組みで、Webサイトのページを、それを表示するコンピューター(サーバー)に置くときなどに使います。FTPはファイルやパスワードをそのまま送るため、途中で盗み見られるおそれがあります。SFTPは、受け取る側にしか元に戻せない形に変えて(暗号化して)送ります。
MDM
会社などが、社員の使うスマートフォンやパソコンの設定や使えるアプリを、一か所からまとめて管理する仕組みです。なくした機器の中身を遠くから消すこともできます。
OS・基本ソフト
パソコンやスマートフォンを動かす土台となる基本ソフトで、ほかのアプリはすべてこの上で動きます。Windows、macOS、iOS、Androidなどがあります。作った会社が安全上の弱点を直す更新を配るため、最新に保つことが大切です。
親会社・子会社・合併・承継先
親会社はほかの会社を支配する会社、子会社はその支配を受ける会社です。合併は会社を統合すること、承継先は事業などを引き継ぐ組織です。
拡大防止済
被害がさらに広がらないようにする対応を行った状態です。すべての調査や復旧が終わったという意味ではありません。
クラウド
自分のパソコンなどの代わりに、事業者が持つコンピューターをインターネット経由で借りて、ファイルを保存したりプログラムを動かしたりする仕組みです。
権限・管理者
権限は、どの情報を見たり変更したりできるかという許可です。管理者は、設定の変更など広い権限を持つ利用者です。
攻撃者・国家支援型グループ・ハクティビスト
攻撃者は攻撃を行う人や集団です。国家支援型グループは、国の政府のために、または政府の手助けを受けて攻撃すると指摘される集団です。ハクティビストは、政治や社会への主張を広めるために攻撃する人たちです。
更新・修正プログラム・パッチ
プログラムを作った会社が配る、不具合や安全上の弱点を直したり、機能を良くしたりするための変更です。これを入れることを更新と呼びます。
個人情報
氏名、住所、連絡先など、人を特定することにつながる情報です。病歴や購入履歴などが含まれることもあります。
誤送信・誤送付
メール、郵便、FAXなどを、間違った相手に送ってしまうことです。メールでよくあるのは、大勢に一斉に送るとき、受信者どうしにアドレスが見えない「BCC」欄ではなく、全員に見える「宛先(To)」や「CC」欄に全員を入れてしまい、互いのメールアドレスが見えてしまうケースです。ほかに、宛先を入力するときに出てくる候補から似た名前の別の人を選んでしまう、間違ったファイルを添付してしまう、といった例もよくあります。攻撃ではありませんが、個人情報の漏洩につながります。
SaaS・業務SaaS
ソフトウェアを自分のパソコンに入れずに、作った事業者のコンピューターで動いているものをインターネット経由で使うサービスです。会計や顧客の管理など、仕事にもよく使われます。
サーバー
情報を保管し、ほかのパソコンやスマートフォンから頼まれると、その情報を送り返すコンピューターです。Webサイトやメールは、サーバーの上で動いています。
サービス停止・システム障害
サービスが使えない、または正常に動かない状態です。攻撃以外の原因もありますが、このサイトは攻撃と関係のない単なる障害を収録しません。
サイト改ざん
許可なく、サイトの文章、画像、リンクなどを書き換えることです。偽の案内や別のサイトへの誘導に使われる場合もあります。
サイバー攻撃
コンピューターやインターネットを使って、情報を盗む、書き換える、サービスを止めるなどの害を与える行為です。
サプライチェーン・サプライチェーン攻撃
商品やサービスを届けるまでにかかわる取引先や委託先、そこで使われるソフトウェアのつながりです。サプライチェーン攻撃では、つながりの中の1社(守りの弱い会社であることが多い)に入り込み、そこを足がかりにほかの組織を攻撃したり、被害を広げたりします。このサイトの「委託先経由」は、組織が仕事を任せていた会社や使っていた外部サービスでの攻撃や漏洩で被害を受けたことを示し、その組織自身のシステムに侵入されたとは限りません。
CVE
公表されたプログラムの安全上の弱点に付ける、世界共通の番号です。「CVE-2024-12345」のような形で、同じ弱点についての報告を見分けられます。
絞り込み・検索条件・カテゴリ
条件に合うものだけを一覧に残す操作です。カテゴリは種類分けのことで、たとえば旅行や決済のサービスに絞るために使います。
情報漏洩・情報流出
本来見せてはいけない相手に、情報が見られたり渡ったりすることです。「漏えい」とも書きます。
深刻度
インシデント全体の影響の大きさを、このサイトが「軽微・中・大・重大」で表したものです。組織の対応の良し悪しを示す評価ではありません。
脆弱性
機器やプログラムにある、安全上の弱点です。悪用されると、外から入り込まれたり、情報を盗まれたり、勝手に操作されたりします。
設定不備
公開範囲や利用できる人などの設定が間違っている状態です。たとえば、社員だけが見るはずのファイルの置き場所が、インターネットからだれでも開ける設定になっていて、情報が外から見えてしまうことがあります。
ゼロデイ攻撃
プログラムの弱点を、作った会社がまだ知らないうち、または直し方がまだ配られていないうちに狙う攻撃です。守るための更新がまだないため、防ぎにくい攻撃です。
ソフトウェア・プログラム・アプリ
コンピューターやスマートフォンに、何をどの順で行うかを指示するもので、プログラムとも呼びます。アプリは、買い物、メッセージ、地図など、使う人の目的に合わせて作られたソフトウェアで、スマートフォンに入れるモバイルアプリ、パソコンに入れるデスクトップアプリ、Webサイトの画面の中で使うWebアプリがあります。
ダークウェブ・リークサイト
ダークウェブは、普通のブラウザやGoogleなどの検索では見つからず、特別なソフトで身元を隠してつなぐインターネット上の場所です。リークサイトは、攻撃者が盗んだ情報を公開したり、公開すると脅したりするためのサイトで、普通のWeb上にもあります。
タグ・件名・概要・履歴
タグは種類や状態を短く示す印です。件名は事案の見出し、概要は大まかな説明、履歴は過去の出来事を並べた記録です。
多要素認証・二要素認証・MFA・2FA
ログインのときに本人かどうかを、種類の違う2つ以上の手がかりで確かめる仕組みです。ちょうど2種類を使うものを二要素認証(2FA)と呼びます。手がかりには、知っているもの(パスワード、暗証番号)、持っているもの(スマートフォン、ICカード、セキュリティキーと呼ばれる小さな機器)、体の特徴(指紋、顔)の3種類があります。よくある例は、パスワードを入れたあとに、スマートフォンにSMSで届く確認コードや認証アプリに表示される確認コードを入れるもの、スマートフォンに届いた通知で「承認」を押すもの、スマートフォンの指紋や顔、画面ロックで使うパスキーなどです。パスワードが盗まれても、それだけではログインできなくなります。ただし、フィッシングサイトでコードまで入力させ、その場で使う攻撃もあります。パスキーはこうした攻撃にも強い方法です。「二段階認証」は確認を2回に分けることで、パスワードと秘密の質問のように同じ種類の手がかりを2回使う場合は、多要素認証にはなりません。
端末・USB・外部記録媒体
端末は、パソコン、タブレット、スマートフォンなどの機器です。USBメモリーは、パソコンに差し込んで情報を保存し、持ち運べる小さな記録用の道具です。メモリーカードなども同じように使い、まとめて外部記録媒体と呼びます。
中間者攻撃
通信している二者の間に攻撃者が割り込み、やり取りを盗み見たり書き換えたりする攻撃です。配達の途中で手紙を開けて読み、封をし直して届けるようなものです。ふつうはTLSの暗号化と電子証明書で防がれますが、認証局の鍵が弱かったり漏れたりして偽の証明書が作れると、ブラウザは攻撃者を本物のサイトだと信じてしまいます。公衆Wi-Fiや乗っ取られたルーターが割り込みの場所に使われることがあります。
直接被害
その組織自身が管理するシステムなどに侵入や漏洩が起きた場合の、被害の経路を示す表示です。
TLS
インターネットでやり取りする情報を守るための約束ごと(プロトコル)です。情報を相手にしか元に戻せない形に変えて(暗号化して)送るので、途中で読まれたり書き換えられたりしません。あわせて電子証明書で、相手がそのアドレスの本物のサーバーかを確かめます。WebサイトではHTTPSとして使われ、メールの送受信や多くのアプリでも使われています。前の仕組みであるSSLは古く危険なためもう使われていませんが、今も「SSL証明書」のようにTLSのことを「SSL」と呼ぶことがよくあります。守られるのはやり取りの途中だけで、相手の運営者が信頼できるかどうかは別の問題です。
データ・レコード・漏洩件数
データはコンピューターに保存された情報です。レコードはその中の1件分の記録で、名簿なら1人分の行にあたります。1人が注文ごとに記録を持つこともあるため、件数と人数は同じとは限りません。
データセンター
Webサイトやネットのサービスを動かすコンピューター(サーバー)をたくさん置き、止まらないように電源や冷房を整えた建物です。
データベース
たくさんの情報を整理し、探したり集計したりしやすくしたものです。名簿を検索できる形にしたもの、と考えると分かりやすいです。
デスクトップアプリ
WindowsやMacのパソコンに入れて使うアプリです。文書を作るソフトやチャットのソフトなどがあります。スマートフォンアプリと同じく機器に入れて使うもので、Webサイトの画面の中で使うWebアプリとは違います。
DoS・DDoS攻撃
サイトやサービスが処理しきれないほどの大量のアクセスを送りつけ、遅くしたり止めたりする攻撃です。店の入り口に人が押し寄せ、客が入れなくなる状態に似ています。DDoSは、攻撃者が乗っ取った他人の機器など、多くの機器から一斉に送るものです。
内部不正
従業員や関係者など、情報を扱える立場の人が、その立場や権限を悪用することです。
認証局・CA
Webサイトなどが本物であることを示す電子証明書を発行する組織で、身分証明書を発行する役所のようなものです。ブラウザやスマートフォンは、信頼する認証局の一覧を持っています。認証局が証明書に署名するための秘密の鍵(長い秘密の数字)が外に漏れると、だれでも偽の証明書を作れるようになり、偽サイトを本物に見せかけたり、中間者攻撃で通信を盗み見たりできます。2026年10月には、インドの認証局eMudhraの証明書8件の秘密の鍵が、だれでも計算で求められるほど弱いことが分かりました。ブラウザを作る各社はすぐにこれらを使えなくし、eMudhraは世界向けのWebサイト用証明書の発行をやめると発表しました。
認証情報・パスワード
サービスに入るときに、本人だと示すための情報です。ふつうはIDとパスワードで、スマートフォンに届く確認用の番号などを組み合わせることもあります。
ネットワーク
コンピューター、スマートフォン、プリンターなどの機器を、線や無線(Wi-Fiなど)でつないで、情報をやり取りできるようにした仕組みです。会社の中だけのものも、インターネットにつながるものもあります。
パスワードリスト攻撃
ほかから入手したIDとパスワードの組み合わせを、別のサービスでも試してログインを狙う攻撃です。
バックアップ
元の情報が壊れたり失われたりしたときに備えて、別に保存しておく控えです。
バックドア
普段のログインなどを通らずに、外からコンピューターを操作できるようにした隠れた入り口です。攻撃者が後でまた入るために仕掛けることがよくあります。
ハッシュ化
パスワードなどを、決まった計算で別の文字の並びに変えることです。この計算は逆向きにはできないため、元のパスワードには戻せません。盗まれてもそのままは読めないように、サイトはパスワードをこの形で保存します。ただし、よく使われるパスワードを同じ計算にかけて結果を見比べれば、簡単なパスワードは見破られることがあります。
犯行声明・調査機関の分析
犯行声明は、攻撃者が「自分たちがやった」と名乗り出ることです。調査機関の分析は、調べた側が証拠をもとに、誰が関わったかを判断したものです。名乗り出ただけでは、事実と確かめられたことになりません。
PHP
コンピューターへの指示を書く言葉の一つで、Webサイトを作るのによく使われます。「PHPの脆弱性」はPHP自体にある安全上の弱点のことで、PHPを使うすべてのサイトが被害を受けたという意味ではありません。
PDF・CSV
PDFは、どの機器でも印刷したページと同じ見た目で文書を表示するファイルの種類です。CSVは、名簿などの表を保存する簡単なファイルの種類で、1行が表の1行にあたり、項目の間をコンマで区切ります。Excelなどの表を作るソフトで開けます。発表資料や名簿でよく使われます。
フィッシング
本物の会社などを装ったメールや偽サイトで、パスワードやカード情報などを入力させて盗む手口です。
VPN・VPN機器
自宅や出先から、インターネットを通じて会社の中のコンピューターにつなぐ仕組みです。やり取りは、両端の機器にしか元に戻せない形に変えて(暗号化して)送られるため、途中で他人に読まれません。ただし、会社側で接続を受け付ける機器に弱点があると、そこが攻撃者の入り口になります。
フォレンジック・デジタル鑑識
コンピューターやスマートフォン、その中の記録を調べ、何が起きたか、どこまで影響したかを確かめる調査です。事件現場の鑑識のコンピューター版です。
不正アクセス・不正侵入・侵害
許可なく、ほかの人のコンピューターや情報に入り込んだり、それを使ったりすることです。侵害は、コンピューターやアカウントを他人に操られるなどして、情報の安全が損なわれたことを指します。
不正ログイン・なりすまし
盗んだパスワードなどを使い、本人のふりをしてサービスに入ることです。
ブラウザ
Chrome、Safari、Edgeなど、インターネットのページを見るためのアプリです。「このブラウザに保存」とある選択は、別の機器やブラウザには自動で移りません。
ブルートフォース攻撃・総当たり攻撃
パスワードなどの候補を次々に試し、正しいものを探す攻撃です。
ホスティング・レンタルサーバー
Webサイトやメールを動かすためのコンピューター(サーバー)の場所を、事業者から借りるサービスです。
マルウェア・コンピューターウイルス
情報を盗んだり機器の動きを妨げたりする、悪意のあるプログラムの総称がマルウェアです。ウイルスはその一種です。
身代金・二重脅迫
身代金は、攻撃者が情報の復元などと引き換えに求めるお金です。二重脅迫は、情報を使えなくすることと、盗んだ情報を公開すると脅すことを組み合わせる手口です。
メール・添付ファイル・フォーム
添付ファイルはメールなどと一緒に送る文書や画像です。フォームは、問い合わせや申し込みの内容を入力して送る画面です。
モバイルアプリ
App StoreやGoogle Playなどから、スマートフォンやタブレットに入れて使うアプリです。銀行やお店の専用アプリなどがあります。何も入れずにWebサイトの画面の中で使うWebアプリとは別のものです。同じサービスに両方あることも多く、弱点や漏洩が片方だけに関わることもあります。
URL・ドメイン名・IPアドレス・DNS
URLは、Webページやファイルの住所です。ブラウザのアドレス欄に出る「https://www.example.jp/news」のような文字列がURLです。この中の「www.example.jp」の部分がドメイン名で、サイトの持ち主が登録した「example.jp」のような名前をもとにしています。インターネット上のコンピューターは、実際には電話番号のような番号で相手を見分けます。この番号がIPアドレスです。DNSは、ドメイン名から番号を調べる電話帳のような仕組みで、URLを入れると正しいコンピューターにつながります。偽サイトは本物によく似たドメイン名を使うことが多いため、URLのドメイン名を確かめることが大切です。
予防的に停止
その組織への侵入などは確認されていない段階で、被害を防ぐために自らサービスを止めたことです。このサイトの被害組織数には含めません。
ランサムウェア
会社などのファイルやコンピューターを使えないようにし、元に戻す代わりにお金を要求する悪意のあるプログラムです。その前に情報を盗み、公開すると脅すことも多くあります。
リモートアクセス・RDP
離れた場所から、別のコンピューターを操作することです。RDPは、別のパソコンの画面を手元に映し、その前に座っているように操作するための仕組みです。
漏洩の恐れ・可能性
情報が外に出た可能性はありますが、実際に出たとは確認できていない状態です。漏洩が確認されたものとは分けて読みます。
ログ・アクセス履歴
いつ、誰が、どんな操作や通信をしたかなどの記録です。事故の原因や影響を調べる手がかりになります。
ログイン・認証
ログインは、自分の利用者としてサービスに入る操作です。認証は、その人が本人かを確認する仕組みです。
ワンタイムパスワード・確認コード
一度だけ、または短い時間だけ使える確認用の番号などです。ログインや支払いの確認に使われます。