ゆうちょ銀行:デビットカード「mijica」の会員サイトに不正ログイン、1,422人の情報を見られたおそれ、うち54人から約332万円の不正送金
会員サイトに機械的な不正ログインがあり、1,422人の情報を見られたおそれがある。うち54人のカードから送金機能で約332万円が不正に送られた。
公表日
2020-09-23
関連組織数
1
漏洩件数(恐れを含む)
1422
1,422
停止期間
不明
何が起きたか
この日から30日、8月1日から4日、14日から20日、9月9日から13日の各期間に、会員サイトへのログインの失敗がふだんより多かった。 [2]
会員サイトから4人分の不正な送金指示があった。 [1]
7人分の不正な送金があった。 [1]
送金額と回数の上限を下げた。 [1]
43人分の不正な送金があった。 [1]
このころ、カードの送金機能を止めた。 [1]
深夜、9月25日に置いたセキュリティ点検のタスクフォースがアクセスログを調べ、ログインの失敗が多い期間に気づいた。 [2]
期間中のログインのうち、会員1,422人分が機械的で画面の移り方が異常に速く、第三者による不正ログインのおそれがあると公表した。 [2] [3]
不正送金の被害にあった54人は全員、この1,422人に含まれていたと明らかにした。 [3]
9月24日から10月31日に行ったセキュリティの総点検の結果を公表した。mijicaは22項目のうち14項目に不備があり、会員サイトへの不正ログインを見つける仕組みや、送金のときの本人確認が足りなかった。 [5] [6]
影響と対応
54人のカードから、不正なカード利用者3人のカードへ計332万2,000円が送られた。身に覚えのないメールアドレスの変更通知や取引の申し出で発覚し、送金の翌日にそのつど送金先のカードを止めた。全額を補償するとした。 [1]
送金には会員サイトのIDとパスワードに加え、カード裏面のカードIDが要る。手口は調査中とした。 [1]
不正にログインされた会員は、氏名、生年月日、カード番号の下4桁、有効期限を見られたおそれがある。会員サイトのパスワードは何度か間違えるとロックされるが、送金に要るカードIDの下5桁は、ログイン後に何度でも試せるしくみだった。 [2] [3]
7月1日から10月3日の申し込みを調べたところ、届くはずの日より前に使われたカードが見つかった。口座の持ち主以外が作ったおそれがあるとして、3枚の利用を止めた。 [4]
銀行は、現在の機能を続けることを前提に今後の方針を考えるとし、mijicaの名前を使わずに機能だけを別のサービスへ移す案も視野に入れると説明した。送金機能と会員サイトは止めたままで、ATMでの入出金とデビットカードとしての利用は続けた。 [5]
経緯
- 発生 2020-07-28
- 公表 2020-09-23
- 57日
影響を受けたサービス
関連組織
[直接被害][重大]東京都 千代田区金融業,保険業1,422件
株式会社ゆうちょ銀行
出典
- [1][報道]ゆうちょ銀「mijicaカード」で約332万円の不正送金被害 - 54人から不正カードにSecurity NEXT · 2020-09-23
- [2][報道]ゆうちょ銀「mijicaサイト」で不正ログインか - 一部で機械的な画面遷移Security NEXT · 2020-10-05
- [3][報道]「mijicaカード」不正送金、被害者のいずれも不正ログイン被害かSecurity NEXT · 2020-10-05
- [4][報道]口座利用者以外が「mijicaカード」を不正作成か - カード到着前に利用形跡Security NEXT · 2020-10-07
- [5][報道]ゆうちょ銀行「mijica」、セキュリティ点検で不備多数も「サービス内容は継続」:不正出金・情報漏えい・なりすましが発覚ITmedia NEWS · 2020-11-09
- [6][公式発表]キャッシュレス決済サービスに関するセキュリティ総点検の結果についてゆうちょ銀行 · 2020-11-09