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[収束][深刻度:大][設定不備]

両備システムズ:自治体向けの住民アプリや緊急通報システムの設定不備で、71団体のうち13団体で外部から登録データへの不正アクセスを確認

Salesforceの権限設定の誤りで、登録者のデータを外部から見られる状態だった。2月1日に設定を直し、2月10日に公表した。

公表日

2021-02-10

関連組織数

6

漏洩件数(恐れを含む)

不明

停止期間

不明

何が起きたか

  1. この日から11月25日にかけて、長浜市の子育て応援アプリ「ながまるキッズ!」に、実際には接続できなかったものも含めて133回の接続があり、そのうち45回はデータベースに入ってデータを参照した。 [8]

  2. 2020年の後半に複数の事業者でSalesforceの設定不備が分かった。同社は注意喚起や対策を調べ、セールスフォース・ドットコムとも相談して影響を検討したが、設定を変える必要はないと判断した。 [5]

  3. 東村山市の「東村山防災navi」で、20時23分から1月14日13時19分にかけて、不正なアクセスが219回あり、データの参照が100回行われた。 [7]

  4. 神戸市の「KOBEぽすと」で、22時前から14日4時半前にかけて、失敗も含めて5回の接続と4回のデータ取得があった。 [1]

  5. 新潟市と飯田広域消防本部の「Net119」で、21時51分から14日4時19分にかけて、第三者からの不正アクセスがあった。 [6]

  6. 東村山市は、内閣サイバーセキュリティセンターからの注意喚起を受け、この日と22日に、両備システムズに状況の確認を指示していた。 [7]

  7. 委託事業者が、外部の第三者による意図しないアクセスを確認し、設定の不備に気づいた。同日のうちに設定を変え、外部からのアクセスを遮断した。 [1] [2] [4]

  8. 新潟市のNet119で、原因の設定を直した。 [6]

  9. 神戸市と高砂市に報告した。 [1] [2]

  10. 同社が、自治体向けシステムで外部の第三者によるアクセスを確認したと公表した。神戸市や東村山市など9つの自治体も、同じころ被害の可能性を公表した。 [3]

  11. 同社が、71団体のうち13団体で外部の第三者による意図しないアクセスを確認したと公表した。 [4] [5]

  12. 東村山市が、東村山防災naviへの不正アクセスを公表した。 [7]

  13. 新潟市と飯田広域消防本部が、Net119への不正アクセスを公表した。 [6]

  14. 長浜市が、「ながまるキッズ!」で個人情報が参照された可能性があると公表した。 [8]

影響

対象は、同社がSalesforceのクラウドサービスを使って自治体に提供する住民生活総合支援アプリ「i-Blend」、緊急通報システム「Net119」、「Web住民けんしん予約」。71団体が導入しており、登録されたデータが意図せず外部から見られる設定だった。原因は、外部からの参照設定についての同社の認識の誤りによる権限設定の誤りと説明された。 [4] [5]

自治体
サービス
利用者数
奈良県香芝市
かしば健康ナビ
1,787人
千葉県木更津市
らづナビ
15,907人
KOBEぽすと
12,157人
愛媛県西条市
総合健診Web予約システム
3,125人
兵庫県高砂市
たかさごナビ
8,367人
大阪府寝屋川市
もっと寝屋川
43,758人
東京都東村山市
東村山防災navi
10,620人
千葉県船橋市
ふなっぷ
8,135人
茨城県守谷市
Morinfo
9,848人
[3]

表は、2月12日までに被害の可能性を公表した9自治体のサービス利用者数で、不正アクセスの被害数ではない。 [3]

神戸市のKOBEぽすとは2019年4月に運用を始め、2月1日の時点で神戸市ネットモニターの5,061人を含む12,157人が登録していた。高砂市のたかさごナビは2020年1月に運用を始め、8,367人が登録していた。高砂市では1月3日から2月2日までのログにアクセスは見つからなかった。 [1] [2]

東村山防災naviは2月1日現在で10,620人が登録し、ユーザーID、氏名、居住地域・地区、メールアドレス、性別(任意)などを保存していた。データ参照の回数には、失敗した検索も含まれる。新潟市のNet119は、登録者291人のうち47人の登録情報(住所、氏名、生年月日、性別、電話番号、メールアドレスなど)が参照された可能性がある。飯田広域消防本部は、登録者全員に2月15日までにメールと文書で謝罪と注意を伝えた。 [6] [7]

滋賀県長浜市の子育て応援アプリ「ながまるキッズ!」でも、運営と管理を任された同社が使うSalesforceの設定の不備で、第三者がデータを参照した可能性があると、4月23日に分かった。導入した2018年2月から2021年2月12日までのアクセスログを調べた結果で、100件のデータが参照された可能性があるが、個人情報が入っていたのは2件(氏名、住所、メールアドレス、電話番号)で、残りはニックネームなどだけだった。登録者は2021年3月末で3,948人。同市は、参照された可能性のある2人に個別に謝った。 [8]

経緯

  1. 検知 2021-02-01
  2. 公表 2021-02-10
  3. 9日

攻撃・原因の概要

攻撃手法
[設定不備]
被害の種類
[情報漏洩]
侵入経路
不明・調査中

漏洩した(恐れのある)情報

[氏名][メールアドレス][生年月日][性別][電話番号][住所]

サプライチェーンへの影響

影響を受けたサービス

関連組織

組織検索で表示

出典

  1. [1][報道]神戸市の情報サービスが外部より閲覧可能に - 設定不備でSecurity NEXT · 2021-02-12
  2. [2][報道]住民向けアプリが外部アクセス可能に - 高砂市Security NEXT · 2021-02-12
  3. [3][報道]9つの自治体で不正アクセスの可能性が明らかに、セールスフォース「設定不備」問題日経クロステック · 2021-02-12
  4. [4][報道]13団体がセールスフォースの「設定不備」で不正アクセスを確認、委託先が発表日経クロステック · 2021-02-13
  5. [5][報道]「Salesforce」ベースの自治体向けサービスで設定不備 - 71団体が導入Security NEXT · 2021-02-15
  6. [6][報道]新潟市と飯田市の緊急通報システム「Net119」へ不正アクセス、登録者情報が参照された可能性ScanNetSecurity · 2021-02-18 08:00
  7. [7][報道]「Salesforce」のセキュリティ設定不備を突き「東村山防災navi」に第三者から不正アクセスScanNetSecurity · 2021-02-22 08:00
  8. [8][報道]Salesforce 設定不備、子育て応援アプリに不正アクセス試行133回ScanNetSecurity · 2021-05-06 09:00